「ゆうづる」夜明け

間があいてしまってごめんなさいm(__)m。
思い出話しの続きです。
上野駅へ向かってひた走る583系寝台特急ゆうづるの下段寝台で、朝まで寝ない事を決めて、寝台の照明を消して大きな窓の外を眺めていると、突然デッキの音が聴こえたと思うと、すぐに静かになりコツコツと靴の音が僕の背後を通りすぎて行きました。
そしてすぐに戻って来て、再びデッキのドアを開けて行ってしまいました。
車掌さんの巡回でしょうか。なぜかドキッ!として固まってしまいました(^_^;)その後も深夜の車窓を眺めていましたが、だんだん背中を丸めて寝台にいるのが窮屈になって来て、デッキに行く事にしました。
僕が乗っていたのが1号車だったので、人が来る可能性の少ない運転台側のデッキに足音を殺してそーっと向かいました。
僕は運転士さんと背中合わせになる様に壁に寄りかかり、細長い折戸の窓から外を眺めます。
寝台に居ると、ほとんど意識する事もありませんでしたが、立っていると列車の加減速を敏感に感じる事が出来て、ほとんどのお客さんが寝ている寝台列車で、たった一人真っ暗な運転席で電車を走らせている人がいるんだと実感する事が出来ました。
きっと運転士さんは、すぐ後ろに誰かが居る事など考えてもいないと思いますが、こんなに大きくて長い列車も人が操作して走らせているんだと感じる事が出来て、安心感と心強よさを感じながら壁に寄りかかり、その後しばらく一番前のデッキで過ごしました。
あと、その時にわかった事ですが、あの折戸って隙間風がけっこう凄いんですねー。
そこに何分居たかわかりませんが、立っているのが疲れて来たので、また自分の寝台に戻って枕元の照明をつけてちょっと横になりました。
ハッ!と気づくと窓の外が薄ーく明るくなっています!
寝てしまったのです(T-T)
飛び起きて窓の外を見ると、本当に夜が明け始めたばかりの薄暗い灰色の世界が広がっています。
あーっ!寝ちゃった~。という後悔と、もう終わっちゃうんだ、という寂しい気持ちでかなりガックリした気持ちになりました。
寝台列車で見る夜明けって何故か寂しい気持ちになります。
続きます…
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